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人工甘味料①

 皆さんは人工甘味料と聞いて何を想像するでしょうか?カロリーが低くて太りにくい?砂糖よりも体にいい?もし、僕が砂糖か人工甘味料のどちらかを食べなければいけないのであれば、砂糖を食べるでしょう。それほど、人工甘味料は危険な添加物なのです。今回は、この人工甘味料についてお伝えします。
 近年の健康ブームに乗って、ゼロカロリーやノンシュガー、カロリーオフと書かれた食品はもはや、当たり前の存在になっています。それらの食品には、砂糖の代わりに人工甘味料が使用されています。つまり、健康志向の強い人や、ダイエットをしている人は知らないうちに人工甘味料を多く摂取していることとなります。
 脳は、人工甘味料を摂取すると糖分を摂取したと錯覚を起こします。そして血糖値が上がっていないにも関わらず、膵臓に信号を出してインシュリンの分泌を促します。身体はインシュリンの作用により低血糖状態となります。そして糖をより吸収しやすい状態になるのです。つまり、人工甘味料を摂取し続けると太りやすくなるのです。ゼロカロリーのコーラなどをよく飲む人で太った人が多いのはこのような原理が関係しています。僕自身がそうだったので、身にしみて感じています。
 人工甘味料の危険性は、その甘さにあります。以下にショ糖を1.0とした時の人工甘味料の甘味度を示します。

種 類      品 名       甘味度
糖 類
         ショ糖       1.00
         ブドウ糖      0.60~0.70
         果 糖       1.20~1.50
       異性化糖 (果糖55%)  1.00
         水あめ       0.35~0.40
         乳 糖       0.15~0.40
糖アルコール
ソルビトール 0.60~0.70
マンニトール 0.60
マルチトール 0.80~0.90
キシリトール 0.60
還元パラチノース 0.45
非糖質系天然甘味料
ステビア 100~150
グリチルリチン 50~100
ソーマチン 2,000~3,000
非糖質系合成甘味料
サッカリン 200~700
アスパルテーム 100~200
アセスルファムK 200
      (出典:精糖工業会「甘味料の総覧」)

 食品に多く含まれるのは非糖質系のもので、その甘さはショ糖の100倍以上になります。強すぎる甘味は砂糖よりも依存性を強めます。ダイエット中にヨーグルトやスムージーにゼロカロリーの人工甘味料を入れて摂取し続けると、だんだんその甘さに慣れてきます。そして次第に量が増えていくことになります。気がつけば体重が減らないばかりか、甘いものが欲しくてたまらないジャンキーの出来上がりです。ゼロカロリーやカロリーオフは痩せるためにはいっさい役に立ちません。それどころか痩せにくく、糖質を過剰摂取しやすい身体を作る原因になるのです。
 昔から、砂糖の害は多くの学者が述べています。日本では19世紀に中井履軒が砂糖亡国論を唱えています。しかし、企業が利益を追い求めることによりそういった考えは闇に葬り去られ、結果として砂糖が蔓延する世界となってしまいました。最近は、天然甘味料のステビアを使ったコーラが発売されていますが、合成であろうと天然であろうと砂糖であろうと同じ穴のムジナなのです。ビジネス優先の企業が示す安全性は、多くのデータから覆すことができます。海外では、コーラの方がミネラルウォーターよりも安い所もあります。そのため、貧困層はコーラを常飲します。結果、虫歯だらけで、暴行も増え、犯罪も多発し、病気も増えるため、平均寿命は劇的に短くなっています。身体も脳も破壊され、気づかないうちに企業の奴隷になり、搾取され続けるハメになるのです。
 一人一人がもっと真実を考えて真剣に行動すれば、奴隷にならずに済みますし、子供達にもこのような甘味料を与えなくても済むのです。甘味料が麻薬であることを一人でも多くの人に気づいてもらいたいと思います。

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