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太るワケ④

3回にわたり太る理由を述べてきました。糖質と肥満との関係がはっきりしたところで、海外の信じられないようなデブが貧困層に多いワケも理解できますね。今回は太らないようにするためにはどうするかを説明して締めくくりたいと思います。じっさい自分自身もだいぶ意識して実践しています。なぜなら人間らしく生きていたいからです。

アルツハイマーと多くのガンは、メタボリック症候群、肥満、糖尿病と関係しています。サンディエゴのソーク生物学研究所のデイビッド・シューバートとパメラ・メイハーは、『2型糖尿病と血管病には、高血糖、肥満、高血圧、中性脂肪の上昇、インスリン抵抗性を含む一連の危険因子がある。これらすべての因子は、アルツハイマー病の危険性を増す』と述べています。

ガンは相変わらず死因のトップを独走中であり、国内で年間36万人・世界では年間800万人がガンで死亡しています。

2007年には、世界がん研究基金と米国がん研究所が共同で『食物、栄養、身体活動、がん予防』という500ページに及ぶレポートを発表しました。このレポートは食事とガンのエビデンスを考察し、『より多くの体脂肪を経て結腸・直腸ガン、食道ガン(腺ガン)、膵臓ガン、腎臓ガン、乳ガン(閉経後)、胆嚢ガンになる。』ことを発見しました。そして、レポートにはガンの予防法も示されています。

1番目は『可能な限り痩せること、成人期を通して体重と皮下脂肪の増加を避けること。』

2番目は『日常生活において、身体が活発であること。』

3番目は『エネルギー密度の高い食物の摂取を制限し、甘い物を避けること。』

見方を変えるととても単純で、太らせるもの(炭水化物の質と量)が病気を作るということです。糖質過多は代謝を阻害し肥満になるので。

ここまで炭水化物の影響を説明してきましたが、その炭水化物を控えめにするか、完全にやめるかというのは賛否両論だと思います。

糖質の摂取量をゼロにするのは日常の食事において不可能です。野菜や調味料にも含まれているので避けることはできません。しかし、主食である白米や麺類・パンを食べ続ける限り、世の中から肥満は無くなりませんし病気を予防することもできません。そこで少し視点を変えてみましょう。炭水化物を制限するのではなく、タンパク質と脂質を食べたいだけ食べるようにしましょう。これにより、空腹にならず、エネルギーの消費を減らすこともないのです。それどころかもっとエネルギーを消費できるようになります。

残る難題は、長い期間炭水化物を美味しいと感じて食べてきたため、その欲求に対し抵抗することができるかどうかということです。炭水化物に対する欲求は依存症に近いからです。中でも糖類はコカイン、ニコチンなどと同様に脳内で常習性を引き起こします。しかし、十分な忍耐力と身体にとって害であるという正しい知識を持てば克服できるでしょう。炭水化物を避ければインスリン値が下がります。そしてインスリン値が低下すると欲求を減らしたり消したりすることができるのです。かかる時間は個人差があるでしょうが。。

より多くの人にこれらの知識がもっと浸透することで自分の弱さを克服し、肥満や病気のない世界になったら金満主義の病院やクリニックは軒並み潰れていくんでしょうね♪医療費の削減もできてめでたしめでたし。太るワケおしまい

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