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ストレスについて

人間は毎日いろんなストレスを受けながら生活しています。例えば、人間関係とか、社会的立場だったり、電車が遅れたり、人と肩がぶつかったり、見たかった映画がいつの間にか終わっていたり。ストレスを強く感じる人もいればあまり感じない人もいます。感じ方はいろいろですが、大なり小なり何かとストレスを受けています。

気づきにくいストレスと言えば、呼吸も絶対に必要なものですが細胞には酸化ストレスを生じます。食べ物を消化・代謝することもストレスです。つまり生きている限りストレスを受け続けるわけです。しかし限度を越えると身体の代謝や免疫などに影響して様々な病気を引き起こすこともあります。わかりやすいものだとうつ病などの精神疾患や胃潰瘍と言ったところでしょうか。

人間はストレスにさらされると様々なホルモンが分泌されます。中でも重要なのがコルチゾールとデヒドロエピアンドロステロン(DHEA)です。どちらもそれ自体では良くも悪くも無いし、人間にとっては欠かせないホルモンです。ですが、コルチゾールの値が高い状態が続くと、慢性炎症・免疫機能の低下・うつ病などを発症する可能性が高くなります。一方、DHEAは不安・うつ病・心疾患・神経変性疾患・その他いろんな病気や症状のリスクを軽減し、脳の成長を促す神経ステロイドでもあります。

人間がストレスに晒されたとき、コルチゾールよりもDHEAの分泌量の方が多いことが望ましい状態です。なぜならその方がストレスをバネに成長することができるからです。「ピンチはチャンス!!」という言葉もあるように、ストレスに対してチャレンジ精神をもって挑んだほうが、ストレスに臆するよりも成長する確率は高くなります。

ストレスを有意義なもの「成長の起爆剤」と考えることを「チャレンジ反応」と呼ぶのですが、チャレンジ反応を身に着けていると自然にDHEAが高くなってストレスは怖くなくなります。

「ジャーナル・オブ・エクスペリメンタル・サイコロジー」誌で発表された論文で、一流のアスリートが本番で爆発的な力を発揮する理由が述べられています。それは、本番前の緊張を興奮状態だと思い込むことです。その緊張感を紛らわせたり押さえつけようとすると、そこに余計なエネルギーを注ぐことになり、パフォーマンスに注ぐエネルギーを失うことになります。つまり、「中立的な感情である感情の高ぶり」を「ワクワクしている」とポジティブにとらえる人のほうが能力を発揮しやすいのです。逆にネガティブにとらえる人はふさぎ込んでしまったり、怒りをあらわにしてしまいます。

 

ですが僕は、普段からワクワクしてない人がいきなりワクワクしろって言われても無理な話しで、普段からワクワクする気持ちを持つことが大事だと思います。そうすれば大一番でめっちゃテンションが上がりますから。僕も大勢の前で発表する時はなぜか声が大きくなったりします。

あとは、ストレスを受けていることををはっきり実感するために普段から余計なストレスを身体にかけないこともとても重要です。気をつけやすいのは食事による代謝のストレスです。血糖値の変動によりコルチゾールなどのストレスホルモンの分泌が増加しますから、あまり運動しない人なんかは甘いものを食べるのは控えましょうね!!

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