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ファスティングの効能

ファスティングには様々な効能があります。もちろん人によって違いますが、ただ苦しいだけではないので、少しでも多くの人が経験すると良いと思います。

 

・感情の波がすべて自分の中でコントロールできる。

もし怒りや喜びが高ぶっても、なんでそうなっているのかが自分の中で腑に落ちて、理解した上でコントロールできます。つまり自分を客観視しつつ感情を楽しむことができます。

 

・ネガティブな思考が出てこない。

消化に余計なエネルギーを使わなくてもいいため視野を広く持てるようになります。ネガティブな思考は狭い視野の中で生じてくるものなので、そういった感情がなくなるし、マイナスな言葉に抵抗を感じるようになります。

 

・身体の調子が良すぎる。

快眠できて目覚めも良い。身体の疲労感を全く感じない。もともと症状があったわけではないのだがとても身体が軽く感じる。あと、余計なことに気をとられなくなって集中力がましたような気がします。食欲はあるのですが、意識の変化からか何かをむちゃくちゃ食べたり飲んだりしたいような衝動をいっさい感じず、ただ身体が喜ぶようなモノを欲している状態です。僕の場合は生のものや発酵食品を好むので食事がとてもシンプルになります。

 

・アッチもすごい。

不妊治療していた夫婦が断食道場に行ったら子供ができたという報告も多数あります。なぜか元気になります。

 

・食べることにいかに執着していたかがよく分かる。

僕はここがライフスタイルに直結していて最も重要だと感じています。

ファスティングで、過去に「食」に対していかに欲でまみれていたか見直す良い機会になると思います。世界的にも「食」はとても重要な産業です。誰かが野菜を育てるから、誰かが畜産や漁業をしてくれるから毎日のごはんが食べられています。しかし、メディアや流行りなどで洗脳され、流行のスイーツを求めたり、食べログで高評価の店に行きたかったり、どんどん欲にまみれさせるような世界になっています。すると本来の食事の持つ意味を見失いがちになってしまいます。その食事の意味とは「感謝」です。様々な先住民族でも死んでくれた食べ物に対して祈りを捧げますし、「いただきます」「ごちそうさま」は日本の誇るべき文化です。飽食の今であるからこそ、食材が感じられるものを食べ、しっかりと感謝する。作り手だけでなく食材に。しかしあまり食べ過ぎると食材への感謝も薄れるので要注意です。

余計なモノを食べなくなれば余計なエネルギーを使わなくて済みますから、より人生を豊かにすることができます。

 

 

他にも景色が綺麗に見えるとか、空気が美味いとかまだありますが、ひとまず強く感じたことを挙げてみました。ただ、誰にでもファスティングを勧めることができるかというとそうではありません。栄養学的には栄養状態の良くない人が行うと、ますます状態を悪化させるリスクがあります。

例えば重症の病気の人は栄養不足により病状が悪化する可能性があります。あと、もともと食べられない人や、点滴で生きている人。胃腸が丈夫じゃない人(胃潰瘍・十二指腸潰瘍・潰瘍性大腸炎のひと)は断食中に吐血や嘔吐や腹痛を引き起こす可能性があります。そして体重が少なすぎる人や痩せてはいけない人、痩せたくない人はファスティングは控えましょう。

ただ、代謝の面ではインスリン抵抗性を改善できる重要な方法なので多くの人に実践していただきたいのですが、ファスティングする場合はきちんと指導できる人に許可を得てからやるようにしましょう。その先にたくさんのメリットが待っていますから。

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