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口呼吸の続き

睡眠不足・低体温・口呼吸は万病の元であるとよく言われていますが、口呼吸がどんな病気の原因になるのか挙げてみます。あくまで相関のあるものです。

脳下垂体の炎症・腫瘍、脳炎、髄膜炎、脊髄小脳変性症、ミトコンドリア脳筋症、多発性硬化症、脳腫瘍、動脈瘤、てんかん、脳症、橋本病・甲状腺炎、リウマチ、関節炎、白血病、関節痛、痛風、重症筋無力症、副腎の炎症・腫瘍、糖尿病、膵炎、白血球減少症、白血病、腎炎、腎症、ネフローゼ、PKO、腎腫瘍、IGA腎症、悪性リンパ腫、サルコイドーシス、再生不良性貧血、血小板減少症、骨髄異形成症、子宮筋腫、内膜症、前立腺炎、不妊、前立腺腫瘍、網膜症、ブドウ膜炎、シェーグレン症候群、ベーチェット病、緑内障、白内障、円錐角膜、ドライアイ、虹彩炎、耳鳴り、難聴、メニエール病、耳管炎、鼻炎、扁桃炎、副鼻腔炎、心筋症、心筋炎、心内膜炎、扁平苔癬、口内炎、口腔乾燥症、天疱瘡、動脈硬化症、大動脈炎、レーノー病、喘息、肺気腫、気管支炎、肺炎、非結核性の好酸菌症、多発性筋炎、肝炎、肝腫瘍、皮疹、湿疹、アトピー性皮膚炎、丹毒、乾癬、蕁麻疹、腸炎、胃炎、クローン病、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、へパーデン結節、潰瘍性大腸炎、膠原病、強皮症、SLE など。

 

多くは細菌感染や自己免疫系の疾患ですね。つまり、口呼吸が免疫を下げているわけです。こうなると口呼吸をしないに限るのですが、どうやって防ぐかが問題です。成人の場合は前回示したように自分で気づき、意識して改善していくしかないのですが、新生児の場合は意識的に予防していくことは可能です。

その方法は、赤ちゃんに離乳食をあげるときのスプーンを上に引き抜くのではなく、まっすぐ引き抜くようにします。それにより、赤ちゃんの口唇の筋肉が発達し、口が閉じやすくなります。そして、奥歯がはえてくるまでは指で潰せる硬さのものしかあげないようにしましょう。奥歯がないのに通常の硬さのものなんて噛めませんから。奥歯のないうちは歯茎で食べ物を潰す習慣が身につきます。この時が口を閉じてよく噛むための準備となります。そして奥歯(第一乳臼歯)がはえるのがだいたい1歳半なのでそれぐらいまでは離乳食を継続しましょう。もし早いうちに離乳食をやめてしまうと、食べ物を丸のみすることになるので噛まないクセがついてしまい、そのまま大人になっても口を閉じて咀嚼できず口呼吸になってしまいます。

口を閉じて噛むための準備がしっかりできたら、様々な硬さの食べ物をあげてみましょう。その頃には大人の真似をしたがるので、親が目の前で正しい噛み方を見せてあげましょう。何より楽しそうに食べる様子を示すと、子供の正しい咀嚼が身につくのも早く、しっかり鼻呼吸できるようになります。

呼吸の仕方は出生後2~3年が勝負です。ここでしっかり鼻呼吸が身につけば、歯並びの不正も少なくなるし、日本の医療費もかなり減ると思います。何より子供がよりハッピーな人生を送れるので、もっと口呼吸に注意してみてくださいね。

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