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野菜の真実①

様々な食品の中で、最も安心して食べられるのは野菜であると考えられる方が多いのではないでしょうか?ベジタリアンの方もまだ多いようですし、先日もサラダ専門のレストランが大人気だという情報を耳にしました。しかし、現在スーパーで売られている野菜は昔のものと比べるとまったく違うものになっていることをご存知の方はどれほどいるでしょうか?

野菜はダイエットにいい、野菜は栄養が豊富、野菜を食べていれば健康になる、野菜をたくさん食べれば若返るなどといったことが繰り返しメディアから伝えられています。しかし、野菜といっても高級なデパートで売られているようなものもあれば、近所のスーパーで叩き売りされているようなものもあれば、道の駅なんかで地元のものを取り扱っているものもあります。そして、有機農法や自然農法などいろんな栽培の仕方があります。

一体何が違うのでしょうか?現在一般のスーパーに出回っている野菜は、異なる性質の種をかけ合わせて作った『F1種』という種からできたものがほとんどです。F1種はできた作物から種を取ることはできますが、その種で作った野菜は形がむちゃくちゃになってしまうため、農家の人は毎年種を買わなくてはなりません。また早く育つように改良されているため、根が深くはらないため大量の肥料を必要とします。そして病気や天災に弱く、味もおいしくないものがほとんどです。

一方、『固定種(在来種)』という昔からある種が存在します。固定種は味も良く変な苦みやアクがほとんどありません。栄養もF1種に比べて非常に優れています。固定種は自家採種を繰り返すことでその土地に順応し、無肥料でもだんだん病気にかかりにくくなります。しかし、固定種は生育のスピードもばらばらで、サイズが不揃いになりやすいため、大量生産や流通には向いていません。ですから、ほとんど目にする事もありませんし、もし購入する機会があったとしても非常に高価だったりします。

日本で唯一の固定種の種だけを販売する専門店のオーナーである野口勲さんは、F1種の中の『雄性不稔』による不妊の問題を提起されています。雄性不稔とは突然変異(ミトコンドリア内の遺伝子の変異)によりおしべが退化して花粉ができない、つまり植物の不妊のことです。F1種は品種改良を繰り返すため、勝手に受粉しないようにおしべがない方が関係者には都合が良いのです。ですから、スーパーの野菜は『雄性不稔』のものが多く含まれていることになります。

人間にも無精子症というものがあり、筑波大学の中田教授らが原因をミトコンドリアDNAの変異であることを発表しています。日本でも精液1cc中の精子数はこの70年間に約4分の1になっているそうです。つまり、雄性不稔の野菜を食べ続けた結果ヒトにも異常ミトコンドリアが蓄積し、不妊を生み出しているのではないかと言われています。しかし、雄性不稔を研究している学者は一人もいません。ですからそれを確定づける事も出来ませんが、毎日食べる野菜なのに国も研究所も何も調査していないのが現状です。

野菜でさえ安心して食べられないとは、世も末だな〜とつくづく感じます。我が家もネットで野菜を買ったりしますが、固定種のものはなかなかありません。せめて、家庭菜園(プランター)くらいは固定種にしようと思います。あと、田舎の親父にも野口種苗の種をプレゼントしようと思います。子供にうまくて安全な食べ物を食べさせたいだけなのに考えなければならないことがたくさんありすぎるので、まだまだ勉強します。次はもっと悪い野菜、GMO(遺伝子組み換え)食品について書こうとおもいます。

 

 

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