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意識高い系への食事指導

テレビでは、有名な?医師が多数出演している、健康番組がたくさん放送され、巷には、「有機栽培△△使用◯◯」とか「無添加〇〇」などの食品を数多く見られるようになりました。

残念ながら、それらの多くは正しい情報ではなかったり、〇〇エキスのように科学的な工業製品なのに添加物とされていないものがてんこ盛りだったりします。

最近では、患者が食べるものはかなり2極化してきているように感じます。
一方は、全く食べ物に気を使わず、虫歯だらけだったり、病気がちで、考え方も自分中心に世界が回っているような人たちです。性格が悪かったり、クレームが多いのもこっちです。
そしてもう一方は、性格が温厚な方が多く、予防意識が高く、調和を大切にしているような人たちです。もちろん例外はあります。
ウチには前者のような人たちが来ても自然に来なくなります。
恐らく、歯医者に来た理由が、その場しのぎの対症療法だけが望みだからです。

しかし、食品に気をつけている人たちの中には、間違った知識や、人に進められるがままに科学技術の結晶である加工品を取り続けている人もいます。
せっかく、意識は高いのにもったいないな〜って思います。

そんな時に、食事指導する際は、以下の6つをなるべく意識するように説明しています。

①.丸ごと全部の
まるごと食べるということは、生命を立ち活かせるための必要な栄養を無駄なくいただくということです。精製されていないものを意識することが基本です。何より、より食べ物に対する感謝の気持ちが生まれます。

②.生きている
食品は時間が経てば、栄養素の喪失、酸化、細菌などの汚染により劣化してしまいます。なので、添加物が必要になってしまいます。発酵食品は食材そのものよりも、生きている有効な細菌や酵素を食べるということです。

③.毒のない
殆どの植物種は人間にとって有毒です。しかし、食べ物となる植物は比較的毒性は低く、この6つのルールを意識する限り、害になることは少ないでしょう。

④.多種多様の
多くの種類の食べ物を食べると、植物アレルギーを起こしにくくなることは明らかにされています。食べ物の多様性は、お互いに栄養素を補い合い、栄養面での質を高めることにもなります。

⑤.地産の
その土地の気候や風土に適した食べ物を食べるということは、環境に適合した生活を送るのに重要です。これを意識すると、必須脂肪酸であるオメガ3系と6系の比率が適切に保たれやすくなります。

⑥.倹しい
病気のほとんどは、ムダで余計なものを多く食べてしまっていることが原因です。適度な空腹感を持つことは、細胞の回復力を高め、体内の酵素の働きも整います。ファスティングが細菌叢を改善し免疫力を高めるのもそのためです。

実際、これらを厳密に守ることは難しいです。しかし意識するとしないで大違いです。
良い食べ物は良いエネルギーを生む源になります。
そして物事に対する見方や性格にも影響します。
そもそも、食べることが作業になっている人は、食べ物に対する感謝の気持ちもありえませんから。

自分や家族の健康を守るためには、精製されたサプリメントよりもまず意識の改善が必要ですね!!
歯列矯正するにもインプラント補綴するにもまずここからです。
内面から美しくなりましょう!!

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