この1年間で気づいたこと
気がつけば、オーラルクリニック宮崎台を開院して、はや一年が過ぎようとしています。この一年で僕の頭の中もいろいろ変化したので、気づいたことや今感じることを記しておこうと思います。かなり長いですが…
開院してから、予想以上にたくさんの患者様が来院され、「予防歯科」について説明し続けてきました。そして、患者様の様々な要望をお聞きすることが出来ました。
中でも、「とりあえず治して欲しい。」とか「痛いのだけ何とかしたい。」など、対症療法(アロパシー医療)のみを希望される方が意外にも多いことに驚きました。「一生使う歯なのにとりあえずって…。」
病気には必ず原因があります。その原因を取り除く努力をしなければ、どんなアロパシー医療も意味がありません。それは、後に必ず悪化するからです。
例えば、奥歯を抜歯することになったとします。その抜くことになった原因を把握し、2度と同じようなことが起こらないように原因を排除しなければ、いくらインプラントで歯を再建したところで再び問題を起こしてくるでしょう。(また繰り返し繰り返しインプラントをすればいいという考えであれば話は別ですが…)
ですので、当院は時間をかけてしっかりと資料を取り、データに基づいたプランニングを行って予防や治療を行っていくスタンスを崩すことはありません。それは治療を行うという責任と、患者様に健康であることをより強く実感していただくためです。
そもそもアロパシー医学という考えが一般的になるまでには、100年以上もさかのぼります。もともと19世紀の間は、今では代替医療とされているホメオパシー医学がアメリカとヨーロッパで急速に広がっていました。アジアの東洋医学やアーユルベーダなども代替医療に数えられます。そして、ホメオパシー医学は現在でもヨーロッパではしっかり行われている医療であり、英国のエリザベス女王をバッキンガム宮殿で治療しているのもホメオパス(ホメオパシーを行う医師)なのです。
話を戻しまして、1847年にネイサン・スミス・デービス博士は真摯な理想を掲げてアメリカ医師会(AMA)を発足させました。当初はホメオパシー派はアロパシー派の2倍ほどの数がいたそうです。アロパシー派の医師は真面目な人間が多かったため、それから50年もの間、米国医師会は大々的なPRもせず、消滅寸前の状態が続いたのです。そして、ジョージ・H・シモンズとモリス・フィッシュベインの登場によって大きく方向転換を図られることとなりました。
彼らはアロパシー学派という同業者の集まった圧力団体を組織し、ホメオパシー学派の医師たちを非難する宣伝・広告で妨害し、ホメオパス達を廃業に追い込むために暗躍したのです。なぜなら、アロパシー医学は人間を実験台にして新薬を作ったり、新しい治療法を開発することで莫大な利益を生む可能性があることを見抜いていたからです。そして、1900年ごろには個人開業医の多かった昔ながらのホメオパシー学派は、アロパシー学派の一斉攻撃に耐え切れず、ほぼ根絶やしにされました。ここから、アメリカ医師会はアロパシー派独占の暗黒時代に突入することになります。
医療を独占支配すると何がついてくるか。そう、権力とお金です。その独占支配体制を確立したのは、当時の世界一の大金持ちで強欲なジョン・D・ロックフェラーであり、彼が医療を牛耳っていたのでした。この時すでに、ロックフェラーはロスチャイルド商会とヤコブ・シフをバックにで巨大な石油産業を独占することに成功していたのですが、医療の独占はそれよりも莫大な利益が得られることに目をつけたのです。
1910年ロックフェラーは、エイブラハム・フレクスナーにレポートを書かせてアロパシー医学を正当化して世の中に広めるようキャンペーンを開始しました。その目的というのもロックフェラーが石油を用いて医療を独占支配することでした。実際、現在の薬品も多くが石油から作られた有機化学物質です。
また、ロックフェラー医学研究所を設立して医学研究を支配し、さらに米国の医学教育制度全体も支配しようとしました。そしてアロパシー医学の教育で一定の基準を満たした者にだけ医師免許を発行するようになったのです。これらはいずれも、ロックフェラーの富と権力を増大させ、その裏に潜む本当の主人であるロスチャイルド家の富と権力も増大するよう仕組まれていたのでした。
アロパシー医学は症状を抑えることを主観に置いているため、当初から製薬会社も利権に大きく絡んでいます。当然、薬の認証を得るための賄賂や汚職も横行しますし、薬をより多く売るために嘘の宣伝も拡散しました。さらに、社会に毒が蔓延し、新しい病気が作られては病人が増え、疾病利権は拡大し、医学は狂った方向へと進んでいくこととなります。
現在でもそれは変わらず、メロン財閥、モルガン財閥、ロックフェラー財閥、ロスチャイルド家などの金融メジャーは製薬会社、アメリカ医師会(AMA)、アメリカ食品医薬品局(FDA)、保健福祉省(HHS)、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)、世界保健機関(WHO)もその支配下に置いていて、ずっと莫大な利益を上げ続けています。
一方日本は、巨大資本のいいなりとなって、今や世界で最も薬を服用する国となっています。実際、子供からお年寄りまで何かあったらすぐ薬という具合に洗脳されきってるのではないでしょうか?それも完全に彼らの思惑通りに。ちなみに今年の日本の医療費は40兆円を超える勢いだそうです。いよいよ皆で目を醒まさないと本当に足元すくわれるんじゃないかと危機感を感じています。
真実を正しく理解しなければ、医療においても正しい選択はできないと思います。もちろんアロパシーも突き詰めれば長持ちする良い医療であることに疑問はありません。しかし、そのレベルに達していないようなスタンダードとされている医療は決して全て信用できるものではないと考えていますし、薬を飲む前やワクチンを打つ前に、本を開くなりネットで調べるなり日本人にもっと健康について真剣に考えて頂きたいと願っています。よほど救急でない限り、薬など必要ないはずです。
アロパシー医療だけを行うのは健康をだんだん害することと言っても過言ではありません。歯科だけでなく、内科・外科・小児科なんかも同じです。結局のところ、医師や歯科医師が大学でもアロパシー医学だけしか教わっていないのが現状ですが、近年ホリスティックな自然療法やホメオパシー医学、当院で行っている栄養指導をはじめとするオーソモレキュラー療法なども見直されるようになってきました。
今の歯科医療は「木を見て森を見ず」のように「歯を診て身体を診ず」であり、アロパシー医療を代弁しています。ドイツ人医師のラインハルト・フォル博士は40年以上に及ぶ研究と観察から「あらゆる病気の約80%は完全にまたは部分的に口の問題と関わっていると推定している。」と言っています。ですから、虫歯ができたら歯医者に行くのではなく、虫歯になる前にきちんと身体全体で予防することが健康であるために最も大切なことなのです。
この一年間、食品や社会・医療に潜む闇や嘘を調べ続けて、自分なりにこの先の道が見えてきたような気がします。もっと予防歯科が身近なものになるよう情報発信もしていこうと思いますし、まだまだ知識をアップデートして当院も常に変化していく予定です。また次の一年もいろんな気付きが得られるようにもっと勉強しようと思います。
今後ともオーラルクリニック宮崎台をよろしくお願い申し上げます♫