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野菜の真実②

今回はGMO(遺伝子組み換え)食品についてお話します。

前回、野菜には固定種とF1種があることをお伝えしましたが、今後より危険なモノになるであろうと言われているのがGMO作物です。危険である理由として、GMO食品には3大障害『腫瘍(ガン)を作る』、『自己免疫を破壊する(アレルギー)』、『不妊にさせる』というものがあります。

なぜこのような障害が出るかというと、GMO作物にはBT毒素という毒が入っているためです。F1種にも不妊の可能性があることを説明しましたが、ガンやアレルギーの原因になるということは穏やかではありません。

その秘密はGMO作物が作られるようになった歴史を遡ります。世の中のほとんどのものは商業目的で開発されています。良いか悪いかよりもどうやったらニーズ(価格や量)に応えられるか。野菜に関しても同じような歴史があります。たくさん儲けるためには、大規模な畑で、形や色が均一でしかも短期間に育つ品種を栽培するのが最も効率的だと言えます。そのためには、害虫にも強くなくてはならないので遺伝子操作により殺虫成分(BT毒素)を持たせ、除草の手間を省くために除草剤耐性遺伝子を組み込みます。飛行機で除草剤を撒いたりしているのを昔TVでみた覚えがあります。こうして虫にも食べられない、薬にも負けない不自然な野菜が作られています。

しかし、虫も負けてはいません。しっかり耐性をもったスーパー害虫も現れるため、さらに毒素を強くするように遺伝子操作が行われます。そのいたちごっこは今も続けられています。こうしてどんどん強力になっているBT毒素は、様々な疾患の引き金となったわけです。

2012年にフランスのカーン大学のル=エリック・セラリーニ研究チームがGMOトウモロコシと除草剤を餌にして飼育したラットの2年間の観察記録を発表しました。結果、ラットの平均寿命よりの早く死んだのはオス50%、メス70%であり、オスは腎機能障害と肝臓系の病気が多く、メスは乳がんやホルモン系の病気で死んでいます。

その危険性とは反対に、GMO作物は低コストのために、食品加工業者にとってはとても喜ばしい原料になっているのです。

現在の食品表示にもカラクリがあります。『遺伝子組み換えでない』はGMO作物含有量が5%未満なら表示できます。つまり5%は入れられるということ。そしてGMO作物を加工した際に主原料でなければ表示の義務は無いこと。あと、家畜の飼料とした際の表示義務は無いこと。これは、家畜の肉までもが安全とは言えないことになってきます。現実問題として日本の食品表示義務がとてもずさんであることがわかります。そして、外食産業にも遺伝子組換えの表示義務はありません。。。。ということは、加工食品やファーストフードやレストランでもGMO食品で溢れかえっていることは予測がつくでしょう。

日本国内ではGMO作物は今のところ作られていません。しかし、日本には毎年1,700万トンものGMO作物が輸入されています。これは1年間の日本のコメ生産量の約2倍にも及ぶ数字です。

世界的にもGMO作物の危険性を指摘する声が上がっていますが、FDA(アメリカ食品医薬品局)ですら、長期的なまともな研究もなしに『実質的に組換えても組換えなくても変わりませんよ』といったずさんな状態です。日本はそれに従っているだけなのでもっとずさんです。

僕は子供になるべくGMO食品を食べさせたくないので、信頼できるお店でしか外食しません。最近ではGMO食品と縁のないジビエ料理にはまってます。できれば子供にはお菓子も食べさせたくないのですが、、それはなかなか難しいです。。次回は食品表示にどんなものがあったら危険かをテーマにしたいと思います。

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