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インプラントの長期予後について②

②かみ合わせの癖や被せものの形態不良
人にはいろいろなクセが存在します。

なぜクセがあるかというと、ティスモンド・モリスやフロイトが言っているように、その行為を行うことで安心感や快感が得られるという考えがあります。
特定の行為を行うことで、脳が幸せを感じβエンドルフィンやセロトニンなどの脳内物質を分泌し、ストレスをマネージメントします。

ついつい意識していなくても、安心を求めてクセである行動を繰り返してしまいます。

歯科において最も影響のあるクセは、食いしばりです。
何かに集中している時や、下を向いてスマホを見ているとき、上司に怒られているときなどで、自分が食いしばっていることに気づいた方はいませんか?

日中に食いしばるクセがある人は、寝ている間も食いしばる傾向があります。
そして、食いしばりのみならず、ギリギリと歯ぎしりをする人もいます。

ストレスを受けて食いしばるとβエンドルフィンが分泌されて、脳が幸せになろうとします。
なので、食いしばりや歯ぎしりをする人はたくさんストレスを抱えている人なのかも知れませんね。

では、そのストレスとはどのようなものがあるのでしょう?
人間関係や仕事のトラブル、家庭内の不和、自分の思い通りにならないことなど、心理的なストレスを抱えている人は現代社会には果てしなく存在します。
また、関節や臓器・歯などの痛みなどもストレスですね。

そして、食べ物を胃や腸で消化・吸収するのもストレスとなります。
例えば風邪を引いたときに食欲が無くなるのも、消化に余計なエネルギーを使ってストレスを感じないようにするためです。

ストレスを感じると自律神経である交感神経が優位になり、アドレナリンやコルチゾールなどのホルモンの影響により、血管が収縮し、心拍数が上がり、イライラしやすくなったり、活性酸素により細胞を酸化させやすくなります。

また、甘いものが好きでよく食べたり飲んだりしている人は、血糖値の乱高下によって代謝が乱れ、AGESが発生して酸化ストレスを加速させたりします。

つまり、
ストレス

食いしばり・歯ぎしり

歯が削れたり、割れたり、被せものが壊れる

インプラントもオーバーロードで周りの組織の炎症が進行しやすくなったり、インプラントの破損が生じる
といった具合にトラブルが生じることもあります。

食いしばり以外にも、口呼吸や食べ物をあまり咀嚼しないなど、全身に影響を及ぼすクセも多く存在し、それによって免疫の低下や、口腔内への悪影響を生じる原因となります。

また、湯船につからずシャワーのみだったり、甘いものや冷たいものを好んで食べたり飲んだり、筋肉量が少なく運動しないなどで低体温になることも免疫が低下する原因です。
それらもある意味クセと言えますね。

以上より、食いしばりなどのインプラントに直接ダメージを与えるクセや、免疫を落とし間接的にインプラントの周囲に影響を与えるようなクセや習慣は、ストレスと大きく関係しています。

ですので当院では、精神状態を安定させるための瞑想であったり、ファスティングであったり、漢方薬や鍼など東洋医学の応用、量子医学を応用した細胞レベルのエネルギー測定を行い、根本的な原因から解決することを行っています。

歯ぎしりする人にはマウスピースを使用するのも有効ですが、流石に昼間も装着して仕事するのはきついですもんね。
そもそもストレスフリーな生活のほうが絶対楽しいですから。

③へ続く

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